こだわった建具や設備(1)おそうじ浴槽
住友不動産のルコンテ仕様で家を建てることにした私たち夫婦。
ルコンテ仕様はコンセプトがはっきりしていることもあり、デフォルト設定の建具や設備を選んでいけばかなりカッコいい家に仕上がるようになっておりました。
もちろん、世にある様々な建具や設備を入れてもらうこともできるので、一部のこだわりポイントのみ、アクセント的にオプション仕様にしてもらいました。
今回、家を設計する中で、特に私たち夫婦が気に入った&こだわった点について紹介していこうと思います。
全〇〇回?のご紹介のリンクはこちら。
★後でつくります!
まずは、ノーリツの「おそうじ浴槽」。これ、なんと自動でお風呂洗いをやってくれるという優れものです。
あらかじめお風呂の洗剤タンクにバスマジックリンを入れておくと、ボタン一つで自動洗浄してくれます。
こんなふうに。
これ、住友不動産のすまいるフェスタの展示で初めて見たのですが、感動しました。
ルコンテ仕様ではおそうじ浴槽が標準になっていたのが、選定ポイントになったくらいです。
実際に我が家では毎日おそうじ浴槽で風呂釜を洗っております。
ただ、やはり機械で洗浄するので、洗い残しがあることもあります。メーカーの説明でも、2週間に1度はこすり洗いをしてくれとのことです。
(もしかすると、洗浄コースを節約モードにしているからかもしれません)
また、バスマジックリンの仕様速度が異常に速いです!バスマジックリンの詰め替え用パウチが、おおむね2~3週間程度でなくなってしまうくらいです。
金銭的には結構負担になっているかも・・・
とはいえ、毎日のお風呂洗いの面倒さから解放されるのは画期的です!
最近では、もはや洗浄のボタンを押すのすら面倒になってきました笑。
気を付けたいのが、お風呂の蓋の閉め忘れですね。たまに蓋を閉め忘れて、お風呂場全体にバスマジックリンが飛び散ったりします笑。
個人的には、お風呂の蓋が閉まっていなければ洗浄を開始しないようにしてくれたらいいのになと思います。(センサーとかつければできそう)
これから設計をしようとしている方(特に共働きなどで時間がない方)には、おそうじ浴槽はかなりおすすめできると思います。
業者の選定基準について
狙っていた土地が突然驚きの1000万OFFとなり、図らずも土地の購入を決意することになりました。
そうなってくると、急いでハウスメーカーを決めなければなりません。
そもそも注文住宅にするかでさえも決め切れていなかった我々は、ハウスメーカーのことを何も知らず、急いで住宅展示場に足を運び、各社に提案書を作ってもらうことにしました。
時間がない中でしたので、展示場の家を見た印象や営業の方の印象などからこの3社に提案をしてもらいました。
結論としては「住友不動産」にお願いしたのですが、各社それぞれの提案内容を比較してみます。
住友林業
提案力抜群
やはり、ハウスメーカーの中で最大手かつ、もっとも給料が高い会社(笑)だけあって、優秀な人がそろっているという印象を持ちました。
特に、こちらの言ったことをすぐ理解し、より良い提案にして仕上げてくれるところは素晴らしく、予算の問題がなければぜひ住友林業さんにお願いしたいところでした。
個人的には、外構も含めて素敵なプランにしてくれるところは素晴らしかったです。
ビッグフレーム工法
住友林業といえばビッグフレーム工法ですが、木造で鉄筋なみの強度を保ち、かつ間取りに自由度が生まれるというのは、かなり魅力的でした。
特に開放窓!(こんな感じのやつ)
ただ、現実的に考えて都内の狭い土地では、いくら窓が広くても見えるのは隣の家の壁なんですけどね・・・笑
価格はやはり高い
今回見積をとった3社のなかで、最もコストは高かったです。営業の方も最初から、「土地の値段+3000万は予算としてみておいてください」と言われていました。
実際は見積時点ですでに3000万じゃたりませんでした笑。
また、住友林業は何をするにしてもオプション料金(提案工事)が発生するという話もあり、見積以上にお金がかかってくる可能性もありそうです。
どの家も「住友林業っぽく」なる
実際に住友林業で建てられた方の家に見学に行ったのですが、正直どの家も似たような感じの印象を持ってしまいました・・・。
社内でテンプレートのようなものがあり、それに当てはめて設計しているのかと感じてしまい、この点はイマイチだったかなと思います。
全体的に・・・
お金があれば住友林業一択!というくらいにはよい提案をしてもらったと思います。しかし、高い!
そもそも建売でもいいかなと思っていたくらいにはこだわりが薄かったので、ここまでお金を出して住友林業さんにしなくてもいいのでは、と思い、今回は見送りました。
一条工務店
とにかく「床暖房」
一条工務店にする イコール 全館床暖房が前提となるようです。
正直、トイレとかお風呂の脱衣所とかまで床暖房にするメリットは私にはわかりませんでした。
全館で床暖房を入れることで熱効率が良くなり、結果として消費エネルギーが少なくなるという説明は、分かったような分からないような感じでした。
床暖房の消費電力を賄うための太陽光パネル
こちらも、一条工務店にする イコール 太陽光パネルの積載が当然となるような印象を持ちました。
正直、私が家を建てた時期にはFitの買取価格が下がっていたこともあり、太陽光パネルについては設置しないつもりでいたのですが・・・。
なんとなくですが、床暖房の消費電力を見かけ上少なくするために、太陽光パネルを載せるように誘導しているのではないかと勘繰ってしまいました。
注文住宅と言いつつ、パターンオーダーに近い?
一条工務店は、建具やキッチンなどの多くがデフォルトで用意されており、あまり自分で選べないような印象を持ちました(実際は違うかも?)。
お値段はお手頃
一条工務店は、他社に比べて設備が充実している割に、お値段がお手頃でした。
海外に工場を持っていることで建設費が安く抑えられているのが理由なのでしょうか。
全体的に・・・
寒さが嫌いな方は断然一条工務店だと思うのですが、都内に家を建てるのにはオーバースペックかなという気がしました。
コストパフォーマンスには優れていると思ったので、最後まで迷いましたが、今回は見送りました。
あとは営業の方がオラオラ系で、我々には合いませんでした笑。
住友不動産
マンションっぽい!
住友不動産はマンションディベロッパーとしては有名ですが、注文住宅のメーカーとしてはあまり聞いたことがありませんでした。
注文住宅でも、マンションの設備を流用しているらしく、他のハウスメーカーとは少し違うデザインのものが多かった印象です。
全体的に、普通
正直、これといった特徴がないという印象です笑。しいて言えば上に書いた通り「マンションっぽい」という程度で、工法も2X4 or 在来工法ですし、独自の建具や設備があるわけでもないという。
価格はそこそこする
正直、あまり名前の通っていない(失礼)ハウスメーカーとしては、お値段は高めの印象でした。
しかも、インターネットなどで評判を見る限り、営業のさじ加減による不明瞭会計が頻発しているようで、見積もいまいち信用できませんでした。
(実際に、オプションが場合によってタダになったり、お金を取られたりと、正直不明確な部分が多かったので、口コミの通りでした)
そういうこともあり、見積については契約前に徹底的に内容の確認をしました。
ルコンテ仕様ガオシャレ!
妻が一番気に入ったポイントです。たまたま、住友不動産の新ブランド「ルコンテ」が始まったタイミングで、キャンペーンを打ち出しているところでした。
妻が、そのデザインを大変気に入ったようで、結局これが住友不動産を選択した決め手となりました。
実際、たくさん見積をとればとるほど大変なので、3社くらいにしておいてよかったかなと思います。
提案内容や工法の違い、そしてそれがどのように価格に反映されているかを知るためには、少なくとも3社は必要かなと感じました。
また、見積に何が含まれているのか(もしくはいないのか)については、徹底的に確認をした方が良いですね。
ハウスメーカーによっても、考え方が違うので、混乱するところですが、後から揉めないためにも重要なところだと思いました。
ともあれ、我々は住友不動産のルコンテ仕様で注文住宅を建てることにしたのでした。
マンション?建売?注文?・・・どうするの問題
家を購入することを考えている人ならだれもが通る道、それは、マンションと戸建てどちらがいいのか問題。
そして、戸建てを購入ことに決めた人が次に考えなければならないのが、建売を買うか注文住宅にするのか問題。
私たち夫婦も、例に漏れずこの問題に立ち向かうことになりました。
結婚後、貯金にいそしむこと、幾ばくか。ある程度頭金も貯まってきた2017年4月、私たち夫婦は家を買うことを決意します。右も左も分からなかったのですが、とりあえず物を見に行かないと始まらないと思い、近所の不動産屋さんに出向き、建売とマンションを見に行くことにしました。
いくつか完成済みの物件を内覧した結果、まずマンションについては、妻の「隣の家の人との距離が近すぎていやだ」という言葉で却下となりました。
確かに、マンションは隣の人との距離が近いし、プライベートスペースが少ない感じがします。また、夫婦ともども戸建てで生まれ育ってきており、マンション暮らしがイメージしにくかったという面もありました。
また、我々は都内に住宅を持つことを考えていたのですが、折しもこの時期、都内はバブルといってもいいほどマンション価格が高騰しており、とても平民には手の出せないような恐るべき値段となっていました。
せいぜい買えそうなのは駅から遠い立地のマンションで、しかもその価格は戸建てと同じくらいするという、マンションを買うメリットがあまりない状況となっていました。
となると、選択肢は必然的に戸建て住宅となります。最初、我々は家に大したこだわりもないし、建売でいいじゃん、と考えていました。なんなら、利便のいい場所で築浅の中古住宅とかでもいいんじゃないの、と思い、実際に購入寸前までいった物件も何件かありました。
しかーし、「購入を決める前に、一応住宅展示場も見に行ってみようか」と、近所の住宅展示場に行ってみたのですが、これが運命の変わり目に。どのハウスメーカーの家もかっこいいこと!設備面でも建売とは明らかにレベルが違い、快適であること、また長期的に見て購入後のメンテナンスのコストも安いことがわかりました。
さんざん悩んだのですが、スペック大好き人間としては、家の設備にもこだわりたいところ。限りある予算のなかでも、せっかくの高い買い物だし、長い期間住むところになる家なので、思い通りにやってみたいという気持ちになり、結果的に注文住宅を選択することにしました。
折しも、たまたま狙っていた土地が大幅に値引きを行ったタイミングであったこともあり、トントン拍子に話は進んでいくのでした。
そして、業者選びに続いていきます。
全体スケジュール
戸建ての購入を検討し始めてから、すべての工事がおわるまでの大まかなスケジュールはこちらです。
- 検討開始 2017年4月~7月
- 土地契約 2017年7月30日
- 建物契約 2017年8月5日
- 設計打合せ 2017年8月~2月
- 土地引渡し 2018年3月19日
- 解体工事 2018年3月20日~4月3日
- 建物工事 2018年4月9日~9月15日
- 建物引渡し 2018年9月15日
- 引っ越し 2018年9月17日
- 外構工事 2018年9月18日~10月19日
全体として、検討開始からすべての工事が完了するまでに1年半程度かかっています。こうしてみてみると、家の新築はなかなかに大掛かりな一大プロジェクトでしたね・・・。
土地の契約(住友不動産販売)、解体工事(地場の業者)、建物工事(住友不動産)、外構工事(地場の業者)などが結果的にすべて別業者になってしまったので、人よりかなり苦労していると思います。
また、設計打ち合わせの期間がやたら長いですが、これは土地の契約で揉めて、引き渡しが大幅に遅れてしまったために、ダラダラと打ち合わせをしていたことが理由です笑。
これがなければ、引き渡しまでの期間は半年は早くなっていたのではないかな。
注文住宅を建てた経験をブログに書いてみます
初めまして、まきさかと申します。
2017年~2018年にかけて、住友不動産で注文住宅を建てました。
注文住宅を建てるにあたり、様々なブログを参考にさせていただいたこともあり、また自分自身記録として残しておきたいなと思い、今回ブログを立ち上げてみました。
どうぞよろしくお願いいたします!